免疫力を高めてくれる夢のような保湿剤があります

「そんな都合のいい成分があるの~?」という声が聞こえて来そうですが、自然免疫を研究している香川大学の医学部が研究した「糖脂質」がそれです。IP-PA1と名づけられた発酵エキス成分は、

半分が水に馴染み、もう半分は皮脂に馴染む構造の天然物です。この構造が肌で保湿効果を発揮します。こんな複雑な成分は化学合成で作るには費用がかかりすぎて作れないでしょう、自然の偉大さに関心させられます。もう少し詳しく説明すると、小麦の表面に付いているパントエア菌(グラム陰性菌)を取り出し小麦粉を使って培養します、培養後に成分を抽出した成分です。


保湿力だけなら最近はいろんな成分がありますが、自然免疫を同時に効率よく活性化できる成分となると聞いた事がありません。原理を簡単に例えて言うと免疫には活性化の段階があり、①寝ている状態②ぼーっとしている状態③外敵が来ないか見張っている状態④戦っている状態があります、これらはマクロファージの仕事です。


IP-PA1はマクロファージを②ぼーっとしている状態から→③外敵が来ないか見張っている状態(プライミング段階)にし免疫活性を向上させることが出来ます。ストレスで低下した免疫機能を活性化させ美容と健康維持に役立てます。


ひとつだけ難点をあげるならこの成分IP-PA1(化粧品表示名称:パントエアアグロメランス/コムギ粉発酵エキス)は他の化粧品原料と比べると高価です、効果があるので高価でも惜しみなく配合するのですが。